『届け、私たちの本音 草津線大調査』 中間集計と分析結果
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更新日:3 時間前

(総数:619件 開始:2026.7.1 00:00~2026.8.31 17:00)

アクティブな移動層である40代・50代が全体の約半数(48.0%)を占め、20代・30代の若年・子育て層も約4割にのぼります。

主要な接続拠点である三雲駅と貴生川駅で全体の約3分の2(63.8%)を占めており、この2駅の周辺環境および運行ダイヤへの関心が極めて高いことが分かります。

「ほとんど利用しない」という潜在的な顧客層が6割以上(63.8%)を占めています。しかし、「利用環境が改善されたら利用しますか?」という設問に対しては、全体の90.8%(562件)が「利用する」と回答しており、改善による需要喚起のポテンシャルは非常に巨大です。

不満の圧倒的第一位は、やはり「運行本数の少なさ」でした。駅へのアクセスや下車後の移動手段といった「二次交通」の弱さも、本線(琵琶湖線)へ逃げてしまう大きな要因となっています。
1. 自由記述(619件の「本音」から浮かび上がった最重要課題)
① 住民や通勤者が極めて強いストレスを感じている具体的なポイント
夜間ダイヤの「絶望的な空白」と貴生川止まり。草津駅発「21:37」の次が「23:09」まで1時間半以上も開くことに対し、通学者や会社員から「酷すぎる」「コロナ禍を理由にした過度な減便」との批判が集中しています。
最終電車が「貴生川止まり」になったため、甲賀・寺庄・油日・柘植方面の住民は「終電の時間が早まりすぎて遠出や残業ができない」「貴生川から1時間歩いて帰った」という深刻な影響が出ています。
三雲駅・甲西駅の「接続の罠」と二次交通の限界コミュニティバス(めぐるくん)や近江鉄道との連携が最悪で、「バスが到着した瞬間に電車が行ってしまう」「電車が遅延してもバスは定刻で発車するため足がなくなる」という声が多数あります。
② 三雲駅や甲西駅周辺に一時預かり(パーク&ライド)の駐車場があることを市民のほとんどが知らない。
もっと周知・整備すべき」という建設的な指摘もありました。
③ 「楽しむ駅」への脱皮とインフラ改善の要望
待ち時間が長いにもかかわらず、「冷暖房の効いた待合室がない」「駅前にコンビニやカフェ、時間を潰せる場所が何もない」ため、冬や夏の利用が苦痛となっています。
④ 活性化案(具体的なアイデアが多数寄せられました)
複合型アミューズメント施設の誘致
滋賀県の交通税導入への反対
忍者(ゲッコウガのポケふた)や信楽焼の観光アピール
学生の自習室やテレワークブースの設置
2. 年齢別クロス分析結果
【10代・20代:若年・通学層】 「実質的な移動手段」としての切実なインフラ要望
〔学校への通学や、週末に草津・京都・大阪方面へ遊びに行くための「生命線」となっている層〕
◆利用頻度:
他の年代に比べて「主に通勤・通学で利用」「週末に利用」の割合が最も高く(約45%)、日常的に草津線に依存しています。
◆不便に感じていること(課題):
夜間・終電の脆弱さ:
「21時台の次が23時台までない」「最終が貴生川止まりのせいで甲賀方面の終電が早すぎる」というダイヤへの不満が全年代で最も激しいです。
車内の環境:
退勤・下校ラッシュ時の混雑(4両編成への不満)や、「夏場の車内エアコンが弱くて熱中症になりそう」という居住性の低さも指摘されています。
◆駅周辺に欲しい施設:
コンビニ・ファーストフード・アミューズメント(複合型アミューズメント施設):
電車の待ち時間を友達と潰せる場所、1000円以上チャージできる高機能な券売機が求められています。
【30代・40代:子育て・働き盛り層】 「マイカーとの天秤」接続の悪さで鉄道を断念する層
〔日常の移動手段の基本が「自家用車」であり、草津線の利便性が低いために「乗るのを諦めている」潜在顧客が最も多い層〕
◆利用頻度:
「ほとんど利用しない」が約75%を占めます。出張や、京都・大阪への遠出、週末の飲酒を伴うイベント時のみ利用を検討します。
◆不便に感じていること(課題):
二次交通(バス・駐車場)とのアンマッチ:
「三雲駅や甲西駅のコミュニティバスとの接続が悪く、数分のズレで30分以上待たされる」「駅前の一時預かり駐車場の場所や料金が分かりづらい、満車で停められない」という、駅にアクセスする前段階でのハードルが目立ちます。
運行の信頼性:
「動物との接触や天候不順ですぐに遅延・運休する」「止まったときの復旧見込みのアナウンスが不正確」というビジネス利用におけるリスクが指摘されています。
◆駅周辺に欲しい施設:
カフェ(コメダ・ミスド等)・託児・自習スペース:
出張や仕事の合間にテレワークができる環境や、子供を連れて短時間立ち寄れる清潔な施設(清潔な多機能トイレ等)への要望。
【50代・60代以上:シニア・ベテラン層】 「将来への不安」とバリアフリーへの懸念
〔現在は自身で自家用車を運転しているものの、高齢化に伴う「免許返納後の移動手段」として草津線を意識し始めている層〕
◆利用頻度:
「ほとんど利用しない」が約70%ですが、通院や京都・大阪への買い物、趣味の旅行(始発・終電の繰り上げによる旅行への行きづらさの指摘あり)で利用されます。
◆不便に感じていること(課題):
インフラの老朽化とバリアフリー:
「油日駅など、ホームと車両の段差が大きくて危ない」「みどりの窓口(有人窓口)の削減で、機械での長距離切符や特急券の購入が難しく、草津まで買いに行かなければならない」というデジタル化・効率化への不満があります。
運行終了時間の早さ:
「夜間に駅を降りてもタクシーが全くおらず、高齢の両親を夜中に迎えに行かなければならない」という夜間の安全性の低さが挙げられています。
◆駅周辺に欲しい施設:
病院(専門クリニック)・スーパー・ビジネスホテル:
生活動線上にある医療機関や、遠方からの来客・出張者が泊まれる宿泊施設が求められています。
【提言①】 若者を引き止めるための「時間対策」(JR西日本向け)
◆沿線から若者が流出する
「将来草津線沿線には住みたくない」という10代の意見を防ぐため、夜間ダイヤの改善は「少子化・定住対策」として行政からもJRへ強く突っ込むべき大義名分となり得ます。
【提言②】 現役世代を呼び込むための「シームレス化」(行政向け)
◆30代・40代のマイカー通勤者を草津線シフト
ノーマイカーデー等)させるには、バスダイヤの秒単位の調整と、駅前駐車場の「ICOCA連動割引」など、スマートな連携が即効性のある施策となります。
4. 20代・30代の「本音」抽出詳細レポート
今後の湖南市・甲賀市の街づくりとJR草津線維持に向けた提言
本レポートは、今回のアンケート調査(総数619件)の中から、今後の沿線の定住・子育て・経済を担う20代(132件)および30代(100件)の計232件(全体の37.5%)の回答に特化し、データと自由記述を詳細にクロス分析したものです。
若年層がどのような課題を抱え、何を求めているかを構造化しました。
1. 【データ分析】 20代・30代の利用実態と意識
◆最寄り駅の分布 (若年層の回答の約7割が三雲駅と貴生川駅に集中)
三雲駅:102件(44.0%) ※湖南工業団地などへの通勤者が多いため突出
貴生川駅: 61件(26.3%)
甲西駅: 22件(9.5%)
石部駅: 15件(6.5%)
その他の駅: 32件(13.8%)
◆駅までの移動手段
「徒歩」でのアクセスが困難な場所に住んでいる・働いている割合が高く、自家用車やコミュニティバスへの依存度が高いのが特徴です。
自家用車: 41.8% ※駐車場利用・送迎含む
コミュニティバス: 22.4%
自転車・スクーター: 20.3%
徒歩: 15.5%
◆改善された場合の利用意向
全世代平均(90.8%)を上回る極めて高い利用意欲を持っており、環境さえ整えばマイカーからシフトする可能性を秘めています。
利用する: 220件(94.8%)
利用しない: 12件(5.2%)
2. 【課題の本質】 自由記述から見える「3つの絶望」
20代・30代の具体的な意見(⑦)を分析すると、彼らの不満は単なる「不便さ」を超え、「沿線に住み続けることへの不安(定住意欲の低下)」に直結していることが分かります。
【絶望①】 夜間・終電ダイヤの「早すぎる壁」が行動を制限
◆生の声:
「草津発の柘植行きで、21:37発の次が23:09発まで1時間半もないのはさすがに酷すぎる。コロナを言い訳に減便しすぎ」「終電が他の路線に比べて早すぎる。毎回、遠出や京都・大阪でのお出かけの時に帰りの時間を異常に気にしなければならない」
◆分析:
京阪神エリアでの経済活動や娯楽から「切り離されている」という孤立感・田舎扱いされている不満が強く、これが「琵琶湖線沿線(栗東や守山など)への転居」を選ぶ最大の動機になっています。
【絶望②】 二次交通(バス)の「接続の罠」によるタイムロス
◆生の声:
「コミュニティバスとの連携が最悪。バスがついたと同時に電車が出発する。1本逃したら次は30分〜1時間後」「鉄道が遅延しているときにバスが待ってくれないため、遅い時間になると駅から会社、駅から家に帰る手段が完全になくなる」
◆分析:
働き盛りでタイムパフォーマンスを重視する世代にとって、「無駄な待ち時間」や「公共交通機関の遅延リスク」は、マイカー通勤を強制される決定打となっています。
【絶望③】 「楽しむ空間」が皆無な駅前インフラ
◆生の声:
「住宅地や工場が近場にあるのに、駅前で用事を済ませることが全くできない。待ち時間を過ごす場所もない」「冬場の待ち時間に暖をとれる場所がない。カフェや本屋、雑貨屋、コンビニなど、冷暖房が完備され、待ち時間も苦にならない店舗が駅にあってほしい」
◆分析:
20代・30代にとって駅は「ただ通過する場所」ではなく、「居心地の良い空間」であることが求められています。
3. 【未来への提案】 20代・30代が描く街づくりのアイデア
若年層からは、SNS時代や子育て・新しいライフスタイルを意識した建設的なアイデアが多数寄せられました。
◆駅ナカ・駅前の「サードプレイス」化:
「空きスペースを活用し、テレワーク用の個室ブースや学生の自習室、カフェを整備してほしい」「インスタ映えするスイーツショップや二郎系ラーメンストリートを作れば、沿線外からも人が来る」
◆デジタル・観光のエンタメ連携:
「忍者繋がりで漫画の『NARUTO』や、ポケモン(ゲッコウガのポケふた)とのコラボラッピング電車を運行して、海外向けに発信すべき」「JR草津線に乗ったらポイントが貯まる専用アプリを作ってほしい」
◆イベントによる定期的な集客:
「地域のアート作品の展示や、週末限定のマルシェ(農産物やパンの販売)を定期開催し、行くだけで楽しい駅を演出してほしい」
◆根本的な都市計画の連動:
「岩根方面などに宅地が少ないために、他地域への転居(子どもの減少)に繋がっている。人口が増加するような都市計画をセットで行わないと長期的な利用促進にはならない」
5. クロス分析の結果
「現在の草津線の利便性の低さが、湖南市・甲賀市からの若者流出を加速させている」という厳しい現実です。
しかし、彼らの「利便性が上がれば乗りたい(94.8%)」という数字は、行政の定住促進政策と草津線改革が噛み合えば、地域が劇的に若返る可能性を示しています。
今後は、単なる乗車券の割引キャンペーン等ではなく、「駅前を若者のライフスタイルに合わせる(Wi-Fi・カフェ・夜間アクセス)」という都市開発の視点が、両市の行政に強く求められます。
《引き続きアンケートを実施しております》
友人・知人にアンケート是非お声がけください!
きっとあなたと同じストレスを感じている人が居るはずです!
「昼間の電車が1時間に1本になり、不便になった…」
「通学や通勤・出張が大変になった…」
甲賀市・湖南市は、滋賀県の企業の約4割(25%)が集まる重要なエリアであるにもかかわらず、2023年のダイヤ改正による減便で、私たちの草津線は今、大きなピンチを迎えています。
このまま公共交通が不便になれば、免許を持たない学生の足が奪われ、地元の企業の活力も失われ、地域の未来が寂しくなってしまいます。
「行政まかせ、JRまかせ」にするのではなく、今こそ私たち住民と企業が手を取り合い、声を上げる時です!
私たちは、各駅の魅力を高め、もう一度「増便・利用拡大」を実現するために立ち上がりました。
甲賀市・湖南市に暮らす市民の「生の声」を集める独自の実態調査を行い、JRや行政に対して要望や提案を行って参ります。
友人・知人の方でJR草津線をご利用の方がいらっしゃいましたら、本アンケートにお答えいただくよう、お声がけをお願いいたします。
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